【キャリアプラン】転職は慎重に考えよう。【考え方・計画的偶発性理論】

転職活動

将来のキャリアに不安を抱えている人

「なかなか仕事がうまくいかない…。 業績も上がらないし、上司だけでなく後輩の目も痛くなってきた…。 このまま今の会社で仕事を続けてても何も身にならない気がする、、、転職した方が良いのかな…。うーん、、、自分のキャリアを考え直さないといけないのかな。」

 

 

こういったお悩みにお答えします。

 

本記事の内容

◆転職は慎重に考えなければならない理由

◆将来のキャリアを考えるための方法、考え方

◆今、ここから何をしたら良いのか

 

この記事を書いている僕は、某大手人材企業にて500名以上の転職に関わってきました。

教育コンサルタントとして新規事業の立ち上げも経験しており、このブログでは今まで培った経験やノウハウの共有をしたいと思います。人材業界の人間ならではの情報をお伝えしますね。

 

今回のテーマは、将来のキャリアに悩む方への1つの解決案としての「計画的偶発性理論」についてです。

 

「つらい仕事をなんとなく続けていて、将来が見えない、、、」なんて生活は心身ともにストレスがかかってしまいます。そんな時にまず考えるのは「転職」だと思います。

 

そんな方の将来のキャリアを考える際の手助けとなれば嬉しいです。

 

転職は慎重に考えなければならない


仕事がうまくいかない。慣れない。つらい。
そんな時にまず思いつく解決法は働く会社を変えること。
そう「転職」です。

 

ただ少し立ち止まって考えてほしいです。

 

そのポイントは以下です。

 

◆今の会社は本当に嫌かどうか

◆転職できるほどの経験、スキルが身についたか

 

◆今の会社は本当に嫌かどうか

 

今の会社に居続けることが非常に苦痛に感じている中で冷静に考えることは難しいですが、この点を改めて考えることが必要です。理由は同じ状況を繰り返さないようにするためです。

 

「職場の同僚とうまくいかない」
「成績が良くないので、窓際に追いやられている」
「上司との馬が合わない」
「労働時間が長すぎて家族との時間がとれない」
「給料が低すぎる」

 

などなど、人それぞれ抱える悩みは千差万別だと思います。そのどれもが真実であり抱えていて当然の悩みだと思います。

 

ここで重要なことは、きちんと嫌と思う理由を言語化することです。

 

きちんと言語化することで、自分が嫌と感じるポイントを整理しておきましょう。それがどうしようもないことなのか、会社が変われば間違いなく改善されるのか、という点もあわせて考えておきましょう。

 

◆転職できるほどの経験、スキルが身についたのか

 

非常に手厳しいようですが、こちらは非常に大切な考え方となります。ジョブホッパーがより良い仕事を手にしていくアメリカや海外においても、きちんとその会社ごとに経験やスキルを蓄積していくことが求められます。

 

次の会社に転職するとして、自分のどの経験が、どのスキルがいかせて次のステップに進めるのかを考えてみましょう。

 

将来のキャリアを考えるための方法、考え方【計画的偶発性理論】


前述したように、まずは自分との対話の時間をきちんと取りましょう。もしもそれができていないのであれば、多くの転職希望者ともお話させていただいた経験からも僕は転職は慎重にした方が良いと思います。

 

また自分との対話の結果、以下のケースが多い方は同様に慎重になった方が良いです。

◆感情だけで考えてしまっている

◆未来のことよりも現状の不満ばかりでてくる

そんな方には、まず今いる会社で頑張ってみることをおすすめしています。
とはいえただ頑張れというのもつらいですし、健康にもよくありません。
そこで私がお伝えしたいのは「計画的偶発性理論」というキャリアの考え方です。

 

「計画的偶発性理論」とは

 

スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授によって提唱されたこの理論は、「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」とし、その偶然を計画的に設計して自分のキャリアを良いものにしていこう、というキャリアパスに関するポジティブな考え方です。

 

では、計画的偶発性を生かし、より充実した人生を歩んでいくにはどうすればいいのでしょうか。偶発的な出来事を計画に組み込んでいく、それは今までの価値観を変えるような偶然の出会いを人生に意図的に組み込んで、予想もつかなかったほうにキャリアを展開していくということなのです。

 

言い換えると、価値観を変えてしまうような「運命の出会い」を自分で作っていくということ。クランボルツ博士は、そのような出会いが生み出される条件を見出しています。それは下の5つ。

 

(1)「好奇心」 ―― たえず新しい学習の機会を模索し続けること
(2)「持続性」 ―― 失敗に屈せず、努力し続けること
(3)「楽観性」 ―― 新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
(4)「柔軟性」 ―― こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
(5)「冒険心」 ―― 結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと

(引用元:ジョン・D・クランボルツ, A.S.レヴィン著,花田光世訳, 大木紀子訳, 宮地夕紀子訳(2005),『その幸運は偶然ではないんです!』,ダイヤモンド社. )

今、ここから何をしたら良いか

まずは未来でもなく過去でもなく、今ここにいる自分を見つめなおしてみましょう。今置かれていいる状況をまずは精一杯やってみる。そうすることで身につく経験やスキルは間違いなくあります。ここで手に入れた経験やスキルをもっていれば、今の会社でも必要とされる人材になっているでしょうし、たとえ転職をすることになっても非常にいきていきます。自分のキャリアを計画的に偶発させていくことが現代社会において求められている考え方です。
もしもその上で「転職」という道を選ぶのであれば、転職をする際のポイントは以下です。

 

◆会社の悪い点(改善点)についても把握する

◆クチコミ情報もきちんとチェックする

◆自分がその会社でどのように活躍していきたいのかをイメージする

 

もしも転職サイトを利用するのであれば、以下の2つが圧倒的におすすめです。

①エン転職
∟原稿内容がかなり詳細。クチコミサイトも併設しているので情報にギャップがない。
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