【ビジョン経営】レンガ職人に学ぶ組織のパフォーマンスを最大化する方法

組織のマネジメントに頭を抱える方
「組織がうまく運営できない…。 メンバーとの間に温度差を感じる…。みんな仕事をするのがつらそう…。」
そんなお悩みにお答えします。
本記事の内容
・3人のレンガ職人【イソップ童話】
・まとめ
この記事を書いている僕は、某大手人材企業にて500名以上の転職に関わってきました。
教育コンサルタントとして新規事業の立ち上げも経験しており、今回は今まで培った経験やノウハウの共有をしたいと思います。
今回のテーマは、
「成果を最大化するビジョン経営という考え方」です
では早速見ていきましょう。
「ビジョン経営」という考え方

早速結論です。
会社を経営する、組織を運営する上で最高のパフォーマンスを発揮するために必要なことは、共通のビジョンをもっていることです。
メンバーがイキイキと働いていない気がする。思ったように成果が上がらない。みんなバラバラの動きをしていて一体感がない。
そんな時は共通のビジョンをもてているのかどうか。そこを疑ってみた方が良いかもしれません。
3人のレンガ職人【イソップ童話】
ここで有名な3人のレンガ職人のお話を紹介させていただきます。
世界中を回っている旅人が,ある町はずれの1本道を歩いていると,1人の男が道の脇で難しそうな顔をしてレンガを積んでいました。
旅人は,その男のそばに立ち止まってたずねました。
「ここでいったい何をしているのですか?」
すると,男はこう答えました。
「見ればわかるだろう。レンガ積みをしているのさ。毎日毎日,雨の日も強い風の日も,暑い日も寒い日も1日中レンガ積みだ。なんでオレはこんなことをしなければならないのか,まったくついてない。」
旅人は,その男に「大変ですね」と慰めの言葉を残して,歩き続けました。
しばらく行くと,一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会いました。
しかし,その男は,先ほどの男ほどつらそうには見えませんでした。
そこで,また旅人はたずねました。
「ここでいったい何をしているのですか?」
すると,男はこう答えました。
「オレはね,ここで大きな壁を作っているんだよ。これがオレの仕事でね。」
旅人は「それは大変ですね」と,いたわりの言葉をかけました。
すると,意外な言葉が返ってきました。
「なんてことはないよ。この仕事でオレは家族を養ってるんだ。この仕事があるから家族全員が食べていけるのだから,大変だなんて言ったらバチが当たるよ。」
旅人は,その男に励ましの言葉を残して歩き続けました。
さらにもう少し歩くと,別の男がいきいきと楽しそうにレンガを積んでい
ました。
旅人は興味深くたずねました。
「ここで,いったい何をしているのですか?」
すると,男は目を輝かせてこう答えました。
「ああ,オレたちのことかい?オレたちは歴史に残る偉大な大聖堂をつくっているんだ。」
旅人は「それは大変ですね」と,いたわりの言葉をかけました。
すると男は,楽しそうにこう返してきました。
「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け,悲しみを払うんだ!素晴らしいだろう!」
旅人は,その男にお礼の言葉を残して,元気いっぱいに歩き始めました。
ビジョンがあるのかどうか
みなさん、どう感じましたでしょうか。完成する聖堂の出来具合は3人目の職人が作ったものが1番良いものになるかと思います。これは火を見るよりも明らかですね。
3人のレンガ職人の違いはビジョンをもっているのかどうかです。
3人のレンガ職人への「何をしているか」の問いかけに対する答えから、3人がどのようなビジョンをもって仕事をしているのかが分かります。
1番目のレンガ職人:「レンガ積みに決まっているだろ」→特に目的なし
2番目のレンガ職人:「この仕事のおかげで俺は家族を養っていける」→生活費を稼ぐのが目的
3番目のレンガ職人:「歴史に残る偉大な大聖堂を造っている」→後世に残る事業に加わり、世の中に貢献することが目的
成果だけでなく、働く活気や場づくりについてもビジョンが重要なことはお分かりいただけましたでしょうか。
本記事のまとめ
会社や組織を運営していくにあたって必要なものは「ビジョン」の設定から共有、そして運用です。社員やメンバーがイキイキと動いていなかったり、成果が思うように出ていない時は一度自身を振り返ってみるのも良いかもしれませんね
実際の運用方法や、実務に落とし込んだところは別記事にて紹介していきますね!
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