【課題解決力はもう古い】これからは問題発見力の時代

今後、さらにキャリアを上げていきたい方
「仕事上で、比較的成果は上げられている方かな…。 でも今までのやり方だとこれ以上伸びない…。 他の人たちと差をつけたい!もっとキャリアを上げていきたい!」
そんな方向けの記事になります。
本記事の内容
◆ 『課題発見力』という考え方
◆ 課題発見力を鍛えるためのトレーニング
◆ まとめ
この記事を書いている僕は、某大手人材企業にて500名以上の転職に関わってきました。
教育コンサルタントとして新規事業の立ち上げも経験しており、このブログでは今まで培った経験やノウハウの共有をしたいと思います。
今回のテーマは、
課題解決はもう古い!これからは課題発見力が大切!です。
◆ 『課題発見力』という考え方
『課題発見力』とは…
その名のとおり、課題を発見する能力になります。最近では、こちらの能力をもっている人は希少であり、非常に求められているとされています。
よく聞く『課題解決力』『ソリューション営業』とはまた少し異なる能力になります。
課題解決力というものは、既に課題として取り上げられている事象に対して、適切なソリューションを提供する能力です。
しかしながら、最近ではAIの普及などによりあらゆるものが便利になりました。その反面日常を過ごす中で『課題』『問題』とされる事象が見えにくくなってきています。
仕事においても同様で、大手の企業にしても、自身が抱える『課題』が見えていないケースが結構あります。
人材関連の営業場面で、具体的にみていきましょう。
● 今までの状況
顧客「営業人員が不足しているので、営業職を募集したい」
営業「承知しました、貴社に対して適切な手法は〇〇です」
顧客「それでお願いします」
● 今後の状況
顧客「特に困っていないよ」
営業「承知しました、またなにかあった際にいつでも連絡ください」
顧客「はい」
結構2つ目の例になってしまっている方も多いのではないでしょうか。
次に、『課題発見力』を鍛えるポイントをお伝えします。
◆ 課題発見力を鍛えるためのトレーニング
結論としては、
あるべき姿・ありたい姿をきちんととらえることです。
逆に言うと、課題がなかなか見つけられていない人はこの「ありたい姿」がとらえられていないことが多いです。ありたい姿を正確にとらえることができれば、そことのギャップに課題は自然に見つかってきます。
先程の例をつかって、具体的にみてみましょう。
● ありたい姿をとらえる
顧客「特に困っていないよ」
営業「そうなんですね、ちなみになのですが御社の中期的な目標、たとえば来期までにはこうなっていたいという姿はございますか?」
顧客「そうですね、売り上げ1億までいきたいかな」
営業「すごいですね、現状のご進捗はいかがですか?順調でしょうか?」
顧客「まだまだ足りないね」
営業「どういったところで足りないんでしょうか?」
顧客「営業の手が足りていない。かといって事務所の大きさ的にも営業はもう追加できないんですよね。それよりも1人当たりの生産性を高めたい。」
営業「それであれば、営業さんが営業に専念できる環境を整備してあげたいですね。現状営業さんが行っている見積り作成などを営業事務さんを雇うことで切り出すのはどうですか?」
顧客「それは良いかもしれないね、一度検討してみます。」
このような感じです。
ありたい姿を把握することで、そこに対するギャップが生まれます。そのギャップの中に必ず課題は存在します。それを的確に発見していきましょう。
この段階まできて、やっとソリューションを提供できます。
まとめ
今回は、『課題発見力』についてご紹介してきました。
この考え方は仕事だけでなく、日常生活においても重要です。
「自分が何をしたいのか分からない」
「なんとなく生きてしまっている」
「趣味が見つからない」
そんな声も、よく耳にします。
こちらも、「ありたい姿」がとらえられていないことが要因です。
そんな人がいたら、自分がどうありたいのか、こちらを聞いてあげると、自然にやりたいことややらなければならないことが見えてくると思いますよ!
人気記事【2020年最新版】おすすめの転職エージェント5選【比較】